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~無垢材フローリング~

こんにちは!平塚メイン不動産の上西ことうえにーくんです!

今回は家の重要部分である”床”についてお話をしていきます。

”床”にもいろいろな種類があります。一般フローリング、クッションフロア、タイル、無垢材フローリングと様々

なものがありますが、今回は”無垢材フローリング”にフォーカスしてお話します!

それでは早速参りしょう!どうぞ!!

無垢材フローリングとは

一般フローリングの場合、無垢材以外の素材でよく使われるのが集成材です。集成材とは、薄くした木版を接着剤で

張り合わせ、ブロック状にした木材のことを指します。いわば、人工的に作られた木材です。それに対して、自然な

木材といわれるのが無垢材です。無垢材は、丸太から切り出した自然な状態のままの木材のことをいいます。その木

材をフローリング用にカットされた物を無垢材フローリングと呼びます。

無垢材におけるメリット

木材本来の”味 存在感”は真似出来ません。現在優秀なフローリングは数々存在します。無垢材に限りなく近い見た目

のフローリングもあります。ですが、本物の無垢材との差は歴然です。木材本来の暖かみや雰囲気はやはり通常のフ

ローリングとはひと味違う物です。さらに無垢材の様々な作用によって生活の快適さにもかなりの差が出ます。

・経年美化されていく色合い

経年しても一定の品質を保つのが一般的なフローリングですが、無垢材フローリングは経年美化されていきます。

無垢材フローリングは空気に触れていくうちに、鮮やかな飴色になっていき変化が楽しめます。

・調湿効果

無垢材はいわば息をしています。空気を吸い空気をはき出します。夏場のじめっとした水分を含んだ空気を吸ってく

れて、冬には乾燥しすぎた空気に水分を放出します。部屋の湿度を一定に保とうとする効果が無垢材にはあります。

・防虫、リラックス効果

植物には”フィトンチッド”という殺菌効果のある物質を放出して身を守る習性があります。さらに森林浴で気分が安

らぐ、癒やし効果があると言われているのは”フィトンチッド”が影響しております。無垢材は害虫から家を守ってく

れて人を癒やす効果があるのです。

私の知り合いは無垢材フローリングを採用して花粉症が治ったといっておりました。フィトンチッドが関係している

可能性はありますね。

・冬場でも足が冷たくならない

冬場のフローリングで足下がひんやりしたご経験皆様あるかと思います。無垢材は冬場でも空気を含んでいるため

冷たくなりすぎないようになっています。足下から冷えることが軽減される効果があります。

デメリット

・価格

自然のまま使う素材になりますので、一般的なフローリングより価格は高くなります。

・耐久性

木自体は柔らかく、物を落としたりするとへこんでしまうことがあります。一般定なフローリングに比べると耐久性

は劣るでしょう。ただ、少々のへこみ程度であれば、放っておくと勝手に元に戻ります。人間の傷が治るのと同じく

時間が経てば木材が勝手に修復してくれます。

・そりやたわみ

自然素材をそのまま利用していますので、水分や温度の影響で木材が沿ってしまったり、床がたわむ原因になる可能

性があります。ですが、しっかりとした処置や工法をすれば押さえられるものとなっています。

板目(いため)と柾目(まさめ)

次に加工の話です。

木材には板目と柾目というものが存在します。

丸太に対して木目を気にせず、まんべんなく丸太をカットして生産できるのが板目になります。

対して木目に垂直にカットしていくのが柾目になります。

無垢材フローリングのほとんどは”板目”のものが多いです。

板目のメリットとして木材の味がでることがあげられます。デザイン性として木材の味がより出るのは板目の無垢材

になります。デメリットはそりが起こりやすい事です。木の木目というのはまっすぐになろうとする性質があるため

木目が曲線になりがちな板目は必然的にそりが起こりやすいのです。

次に柾目のメリットです。柾目は板目よりも調湿性、防虫防腐作用が優れています。今でも食品に直接触れるものは

柾目のものが多いです。(かまぼこの板、寿司桶など)それに板目と比べてそりが起こりづらいです。板目でお話し

た通り木目はまっすぐになろうとする性質があります。柾目は木目が垂直二なるようカットしているため木がそるこ

とが少なくなっています。デメリットは価格が高いことです。板目は無駄なく丸太からカットして生産するのに対し

柾目は木目に対して垂直にしかカットし生産出来ません。一本に丸太から生産出来る量が少ないため価格が高くなっ

てしまいます。

より無垢材のデザインを楽しみたい方は”板目” 無垢材の作用を期待している方は”柾目”がオススメになります。

針葉樹と広葉樹

次に木の種類のお話です。

大きく分けると針葉樹と広葉樹というものに分けられます。

それぞれの特徴をご説明致します!

針葉樹

主にスギ、ヒノキ、マツ、モミなど

針葉樹は先端がとがっている樹木になります。(一部は除く)

日本の住宅で使われている無垢材フローリングの多くはこの”針葉樹”になります。

特徴として木材のやわらかさがあげられます。基本的に日本の住宅は靴を脱ぎ、室内で過ごします。なので

肌ざわりや柔らかさが好まれ針葉樹が浸透していきました。木材のそりは針葉樹の方が起こりやすいです。

広葉樹

主にサクラ、ブナ

針葉樹とは対照的に横広がりの樹木になります(一部は除く)

靴で室内を過ごす外国などでは広葉樹をフローリングに使うことが多いです。日本でも靴で室内に入るお店などは

広葉樹を使っている所もあります。特徴として硬さがあげられます。靴で歩いても傷が付きづらいです。

無垢材フローリングの塗装

無垢材を扱うにあたり、気をつけたいのが塗料です。

フローリングには傷が付きづらくする為に塗装をするのが一般的です。

無垢材に通常の塗装をしたら作用が失われるじゃないか?と心配される方もいらっしゃるかと思います。

”その通りです”せっかくの無垢材を通常の塗装をしてしますと、木材の呼吸を止めてしまうので

調湿や防虫などの作用は半減してしまいます。

無垢材の作用を求めている方は”自然素材の塗料”を使うようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。

無垢材フローリングにも様々なものがあります。

それぞれの特徴や作用を生かして、理想のお家に近づけましょう!!

今回は以上になります。ご閲覧ありがとうございます。

次回もお楽しみに!!!